2016年のレディース夏ファッションのトレンド

2016年のレディース夏ファッションは、ノームコアが終わりを告げ、女性らしいフェミニンなスタイルや、華やかに盛るようなディテールが出始めていた年でした。

●2016夏コーデのトレンド1
フェミニンなランジェリースタイル

スリップドレス、キャミソール、ブラジャーなどなど…。

海外ブランドの今年の春夏コレクションでは、ランジェリーインスピレーションと呼ばれる「下着」から着想を得たようなアイテムが次々と登場!

ナイトガウンやスリップドレス、パジャマやネグリジェっぽいものなど、本来は、寝室だけで着られていたようなアイテムも、フェミニンなドレスや、センシャルなアウターとして生まれ変わっていました。

普通っぽいノームコアや、シンプルでミニマルなファッションが続いた反動もあってか、女性らしい「フェミニンな盛り」が復活し、さらには、ガーリーでかわいいテイストのものも多くなって来ています。

BALENCIAGA (バレンシアガ) 2015ss 春夏プレタポルテコレクション パリ(2016 PARIS COLLECTION)

バレンシアガのランジェリースタイル
出典:www.elle.co.jp/

例えば、2016年のパリの春夏コレクションでバレンシアガ(BALENCIAGA)が披露していたのは、白コーデをメインにしたランジェリースタイル。

「ホワイト」というピュアでイノセントなイメージを持つカラーを使って、より純粋に「フェミニティ」を追求するようなコーデをラインナップしていました。

ちょっと面白いのは、この「2016SS」のコレクションが、クリエイティブ・ディレクターのアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)のバレンシアガでの最後のコレクションだった…ということ。

アレキサンダー・ワンと言えば、黒、ブラックコーデ、モノトーンコーデ、スポーティーコーデ、みたいなイメージですからね。

バレンシアガでのラストコレクションで、白コーデが中心のフェミニンなスタイルを追求した、っていうのは、興味深い話です。

ただし、さすがに、アレキサンダー・ワンが手がけただけあって、単純なフェミニンコーデというわけじゃなく、ボトムスがストライプ柄のワイドパンツだったり、キャミソールのように見えるけれど、後ろから見るとタンクトップだったり…と、スポーツ要素も随所で取り入れられてます。

これを真似して、今季は「フェミニンスタイルだけれでも、ところどころでスポーツスタイルを取り入れる」っていうのも面白いかもしれません。

●2016夏コーデのトレンド2
透けるレイヤードコーデ
ROCHAS(ロシャス)2016ss 春夏プレタポルテコレクション パリ(2016 PARIS COLLECTION)

ロシャスのレイヤードコーデ
出典:www.fashion-press.net

今年の夏服のレイヤードコーデは、レース柄アイテムやオーガンジー、シースルー素材などを重ね着して、インナーを透かして見せる着こなしが主流になっています。

上記の写真は「パリコレ2016ss」のロシャスのコーディネートですが、インナーのシルエットを、大胆に透かして見せてますよね。

インナーには、ドキッとするようなシルエットのものや、インパクトのある色や柄を持って来て、今までに見たことがないような新鮮さを演出するのが、今年の夏の着こなしのポイントになっています。

10代~20代女子向けでは、クラシカルなデザインのかわいいレース柄で、中を透かして見せるコーディネートも人気。

羽織モノでは、夏の海でも使えそうな全体が透けるロングガウンや、大人可愛いコーデにピッタリな花柄刺繍入りレースガウンなども出ています。

●2016夏コーデのトレンド3
ストリートスポーツ&スポーツミックス

ここ数年、毎年のようにトレンドコーディネートに躍り出てくるスポーツコーデですが、今年は、ちょっとストリート系の雰囲気の着こなしが目立っていました。

2015ss 春夏コレクション スポーティスタイル

 

カジュアル服に一番取り入れやすいのは、写真の1番左のクロエ(Chloe)のライン入りタンクトップ。

クロエも、ある意味、スカートに見えるような太いパンツと合わせているので、春ファッションからの流行アイテム、ワイドパンツやガウチョパンツ、スカンツなどと合わせるのもいいかもしれませんね。

また、クロエのファーストルックを飾ったスタイルは、ライン入りジャージのトップスに、花柄マキシスカートっていう組み合わせでした。

なので、今季は、スポーツテイストを持ったアイテムと、普通のカジュアルファッションのアイテムを組み合わせたミックスコーデを、いろいろと考えてみる…っていうのもいいかもしれません。

スポーツ系の素材で目についたのは、ニューヨークのアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)のようなフィッシュネット素材のメッシュトップス。(写真の左から2番目)

ストリート系やロック系、あるいは、ちょっとモードっぽいスタイルにするなら、メッシュ素材を取り入れたレイヤードコーデにするのも良さそうです。

さらに、クールでかっこいい「本格派のスポーツモードスタイル」を披露していたのが、同じくニューヨークコレクションのラグ&ボーン(rag & bone)です。(写真右から2番目)

裾にグリーンのラインが入った黒のタンクトップワンピースに、ヘルメットのような大きめバッグを抱えて、見た目、F1レーサーのようでカッコいいですよね。

アウターでは、20代後半~30代の大人の女性でも着れそうなサテンブルゾンや、ミリタリーなテイストのMA-1ジャケットが印象的。

さらに、ファッションショーの終盤では、ロック系の夏フェスでも使えそうな「つなぎ」スタイルも披露していました。

フェミニンなランジェリースタイルということで、1番最初に紹介したバレンシアガ(BALENCIAGA)も、サテン素材のウエストポーチを腰に巻くなど、スポーツテイストとミックスしたようなコーデも披露しています。(写真1番右)

●2016夏コーデのトレンド4
新感覚のマリンファッション

海に行く時のようなマリンルックは、夏服の定番ですが、2016年の夏ファッションでは、ハイウエストのセーラーパンツなど、定番的なマリンスタイルをベースにしながらも、

  • ネイビーのセーラー服のラインがゴールドだったり…
  • ワッペンのように立体感のある刺繍が入っていたり…

装飾品やアクセサリーで「華やかに盛る」新感覚のマリンファッションが登場していました。

マリンファッション2016

 

典型的なのが「ノーティカルガール」とも言われるマークジェイコブズ(MARC JACOBS)が、ニューヨークで披露したスタイル。

メンズライクなユニフォーム調のパンツスーツに、フェミニンなボウタイブラウスを合わせて、靴には、高いヒールで、ガーリーなデザインのレースアップシューズ。

「ノーティカル」は「航海の」とか「船員の」とかいう意味合いですが、ちょっとアニメにでも出て来そうな「ガールズ航海士」スタイルになっています。

「盛る」と言えば、赤と白の太めの縦縞ワンピースを中心に、花柄刺繍、フルーツワッペン、大きいサングラス、バンダナなどで、華やかに楽しく盛っていたのが、イタリアのドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)です。(写真1番右)

アメリカっぽいソリッドなストライプ柄は、マークジェイコブズも取り入れていたし、シンプルなシングルストラプから、ロンドンストライプやピンストライプまで…ストライプ柄は、今年の夏の柄のシンボル的な存在になっています。

多色使いでは、60年代~70年代っぽいレトロな雰囲気を感じさせるマルチストライプ柄やマルチボーダー柄などにも注目が集まり、ストライプ柄はベルボトム、ボーダー柄は、カットソーのマキシドレスなどでも、よく使われています。

横縞のトレンドは、ピッチが太いワイドボーダー柄で、ボーダーTシャツなど、定番なアイテムほど、太ピッチのボーダー柄がトレンドになっています。

そのほか、ストライプ柄のショートパンツを中心に白コーデでまとめたバレンシアガのようなスタイル(写真左から2番目)や、縦縞のタンクトップに、スリット入りスカートを合わせて、ウェッジソールサンダルを履くラルフローレン(写真左から3番目)のような王道的なマリンルックスタイルも健在。

ヨットのロープ、貝殻モチーフ、フィッシュネットなど、海がインスピレーションの元になってるアイテムも多く登場し、夏ファッションでのマリンテイストアイテムの人気は、今年も継続中です。